カテゴリー: 1940-1949

  • 『春にして君を離れ』 アガサ・クリスティー, 1944年 レビュー | 母の苦悩を描く名作

    『春にして君を離れ』 アガサ・クリスティー, 1944年 レビュー | 母の苦悩を描く名作



    春にして君を離れ
    アガサ・クリスティー, 1944
    Absent in the Spring
    Agatha Christie, 1944
    イギリス
    336 ページ
    2020.04 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ アガサクリスティーの別名での作品
    ✔ 家族のために犠牲にしていると思う女性
    ✔ 背景はバグダットから英国への帰国の旅路

    ★★★★☆ 多くの人、特に母親が歩む道である被害者妄想というか。家族のために自分を犠牲にして、過ちを犯さないようレールを敷いてあげているのに。当時の彼女の別ペンネームの作品。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    いわゆるアガサ クリスティのミステリーではない、当時の彼女の別ペンネームの作品。

    何も知らずに読んだけど、途中からなぜこの本が面白いのかだんだんわかってくる。
    それは、多くの人が歩む道であり、たぶん母親となる女性に多いのかもしれないけど、これは被害者妄想というべきか。

    バグダッドから一人帰国する旅の途中、彼女は自分の家族について考える。
    家族のために自分を犠牲にしてやってあげてるのに、過ちを犯さないようレールを敷いてあげているのに。
    そういう独り善がり。
    さらには、夫はたしかに優しいし、優しさから、主人公が好きな事をしてもらう。
    でも最終的にそれは彼女にとっての幸せか。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
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  • 『動物農場』ジョージ•オーウェル, 1945年 感想 | 私たちは同じ間違いを繰り返す

    『動物農場』ジョージ•オーウェル, 1945年 感想 | 私たちは同じ間違いを繰り返す

    🔽 基本情報 🔽
    Animal Farm
    George Orwell, 1945
    動物農場
    ジョージ•オーウェル
    124 pages
    2024年4月 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    超がつく古典。
    内容はほぼ知っていたけど、思ってたよりも短いのがびっくり。
    これだけ分かりやすいメッセージの物語なら子供でも読める。

    ネットで買ったこのエディションは教科書みたいに英語の言い回しの説明や、どの動物が実在の人物を表してあるか書いてあるから、ロシアや共産主義に詳しくなくてもよく分かる。

    分かるけど、我々は学んだか。
    いや、相変わらず同じ間違いを繰り返す。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    ”Animal Farm” George Orwell, (1945) Review | Have we learned? No
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    動物農場〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)
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    ★★★★☆ Classic of the classics. I knew more or less the content but was surprised how short it was. It’s short, with clear messages, but have we learned? No.




  • 『禅と日本文化』 鈴木大拙 1940年 感想 | 日本的とは禅であること

    『禅と日本文化』 鈴木大拙 1940年 感想 | 日本的とは禅であること

    
    
    
    
    
    🔽 ログ 🔽
    禅と日本文化
    鈴木大拙
    北川桃雄 訳 1940
    196 pages
    2024年4月 読了
    アマゾンで見る

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    鈴木大拙のZen and Japanese culture。
    1938年に外国人向けに英語で講演された英語の本を1940年に和訳したもの。
    当時、欧米に日本を紹介する本として一世を風靡、現在に至るまで禅そして日本文化を知るための重要な一冊。つまり私なんかはもっと前から読むべき本でした。

    文章は古いのでその点は努力のいる本だけど、元々が日本人に向けていなかったので理論的に説明されていると言う点できちんと理解しやすい。

    いわゆる入門書でもないし、簡単という意味でもない、でもネットとかで調べようと思ったんだけどどうも禅と言うものが分からないと言う人向け。
    日本人向けだとどうも雰囲気で分からせようとする感じがあるけど、それは通用しない人たち向けなので、こっちの方が分かりやすい日本人も多いと思う。

    直感的であり、言葉よりも墨画や俳句、茶の湯を通じて表すことのできる禅。
    ミニマリズムであり自然を愛する精神と言うのは日本人の芸術や生活に染み込んでいて、日本的であるとはつまり禅であると。

    でもこれが書かれて80年以上たった今、ふと思うのはそのステートメントは現代の日本人を表す際に未だに正しいといえるのか。

    逆にそれは日本マニアの外国人が抱くイメージ上の憧れの日本、想像上の日本でしかないのかも知れない。
    けど、高度成長期からもうすでに一周回って、また禅が日常に近付いたかもしれない。もしくは、年を取れば日本人は禅に近付くのかも知れない。
    そうするとやっぱり禅は日本人の根っこ、いや、無意識の中にある。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Zen and Japanese culture" Daisetz T. Suzuki (1940) Review | Japanese means zen
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