カテゴリー: 政治 環境

  • 『アナーキズムについて』 ノーム・チョムスキー, 2013年 レビュー | 大衆のパワーの政治哲学

    『アナーキズムについて』 ノーム・チョムスキー, 2013年 レビュー | 大衆のパワーの政治哲学


    On Anarchism (Penguin Special) (English Edition)
    (アナーキズムについて)
    ノーム・チョムスキー, 2013
    On Anarchism
    Noam Chomsky
    128 ページ
    2020.07 読了
    日本未出版
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ アナーキズムをめぐる政治哲学
    ✔ アメリカ政治
    ✔ スペイン内戦などの具体例

    ★★★★☆ 大衆にとって良いことは、イデオロギーにしがみつくことか。いや、ごく一部のエリートを投げ倒すことのできる大衆のパワーは私たちを明るい未来へと導く。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    オバマ政権時代に出版された本、当時は確かに政治的アイデアの違い、イデオロギーの違い、だった。
    でもトランプ政権の時代のアメリカは、ただの政治の違いではなく、いかに数人の金持ちがより金持ちになるかという、わがままの販促のためのゲーム。

    チョムスキーはイデオロギーを信用しているけれど、それよりも実際的であるものに重点を置いているように思える。
    大衆にとって良いことは、イデオロギーにしがみつくことか。
    いや、エリートを投げ倒すことのできる大衆のパワーは私たちを明るい未来へと導く。

    それにしても、政治学に詳しくない私にはかなり難しい本だった。
    スペイン内戦に詳しくないのでそこはさらっと読むしかなかったし、まだまだまーだ、知らないことや学ぶことが山積み。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "On Anarchism" Noam Chomsky (2013) Review | Power of collective actions
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    On Anarchism (Penguin Special) (English Edition)
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  • 『無敵の読解力』 池上彰 佐藤優 2021年 レビュー | 最強コンビが説く読書パワー

    『無敵の読解力』 池上彰 佐藤優 2021年 レビュー | 最強コンビが説く読書パワー



    無敵の読解力
    池上彰 佐藤優, 2021
    256 ページ
    2026.01 読了
    アマゾンであらすじと詳細を見る


    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 最強のコンビの共著
    ✔ 現代を生き抜くための方法としての読書
    ✔ 参考書のリストも豊富

    ★★★★★ 情報処理能力を問われる今の社会で生き抜くにはまずは本を読めと。そんなこの本自体、語られる一つ一つの事柄が常にフル回転。個人的には日本人論についてが特に興味深かった。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    おお、情報量が多い上に全て興味深い。

    この本のテーマが、情報処理能力を問われる今の社会で生き抜くにはまずは本を読め、とあるので、つまりこの本は初っぱなから、テーマからして重要な情報がつまってる。

    もし大事な箇所を線引きしようと思ったら全ページに線を引くことになるって言うくらい、中国やアメリカの現状、共産主義と本家のマルクス、マキャベリ推しの菅元総理の危うさ、読書をしない日本の政治家、などなど語られる一つ一つの事柄が常にフル回転。

    個人的には最後の、外国人による日本人論についてが特に興味深かった。いやそんな控えめでなく、そうなんですよ!と叫びたかった。
    戦時中や戦後直後の日本人論は、未だに的を得ている点が多い、天才であっても個性は邪魔にされるなどなど。
    でも意外でありつつ納得したのは、日本における子供や若者間でのシステマティックないじめを指摘されていること。
    これをなくしさえすれば日本は改善されると。
    そしてもちろんこれは約80年たっても教育の場で放置されている。
    明治維新が自分達の独立したイデオロギーによるものでないというの話も、心のモヤモヤ取り払ってくれた感じ。
    「菊の刀」も積読してるので読まなきゃ。

    そして一時期、日本人は凄いという本が「日本で」売れ、そういう本を外国人が誰も書かなくなったら自分達で日本は素晴らしい、特殊であると誉め始めた。痛い。
    さらにこの本が出版された数年後の今、外国人旅行者が円安の日本を安く消費している、というこれも痛い現実。

    参考書としておすすめの本リストがたっぷりあるので、ほしい本リストがまた長くなりました。
    🔽 関連ページ 🔽
    共著 「大世界史 現代を生きぬく最強の教科書」池上彰 佐藤優, 2015
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    無敵の読解力 (文春新書 1341)


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  • 『(権力のシステム) 』 ノーム•チョムスキー, 2013年 感想 | 権力はシステムである

    『(権力のシステム) 』 ノーム•チョムスキー, 2013年 感想 | 権力はシステムである

    🔽 ログ 🔽
    Power Systems Conversations with David Barsamian on Global Democratic Uprisings and the New Challenges to U.S. Empire Empire.
    Noam Chomsky, 2013
    ノーム•チョムスキー
    178 pages
    2024年4月 読了
    アマゾンで見る

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    タイトルは「権力のシステム アメリカ帝国のグローバルな民主主義の反乱と新たな挑戦 会話集」といったところ。

    2010年から2012年のノーム•チョムスキーの会話を集めた一冊。
    だから当然古い事柄もある。例えば10年も経てばインターネットの使い方も全然違うしアメリカ大統領も二度変わった。
    でも根本的にはいまとひとつの時代として括ることができる。

    アメリカの政治についてなので、分かったつもりにもなれる訳じゃないけど、分かることはただひとつ、彼の立ち位置と主張は変わらない。
    彼は一貫して他人にempathetic、共感的である。
    一貫して利己的なもの、ひと、主義に反対ている、そしてわたしたちは利己的な集団に統治されている。

    ちなみに、よくいわれる「アメリカ帝国」という言葉を最近よく考える。現在の帝国主義。

    チョムスキーは希望を忘れない。政治は我々一般市民が作るものであり、我々はきちんと理解すれば政治を使いこなすことができると。

    この本が出て10年少したち、世間はよくなったか。なってない。
    わたしたちができること、望むことができることは狭まれた。


    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Power Systems" Noam Chomsky (2013) Review | Power is systematic


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  • 『No one is too small to make a difference 』グレタ・トゥーンベリ, 2019年 感想 | そして世界を変えた

    『No one is too small to make a difference 』グレタ・トゥーンベリ, 2019年 感想 | そして世界を変えた

    🔽 ログ 🔽
    No one is too small to make a difference
    Greta Thunberg, 2019
    グレタ・トゥーンベリ
    68 pages
    2024年1月 読了
    アマゾンで見る
    
    
    
    
    
    🔽🔽 読書記録「🔽🔽
    「世界を変えるのに若すぎるということはない」
    グレタのスピーチを書き起こしたもの。文字になっていることで彼女の主張がいかに明確でブレがなく芯が通っているかがわかる。

    彼女は実際に世界を変えてしまった。
    若者は自分の周りの問題に意識を向けるようになり、自分たちには社会に変化を与える力があると気付かされた。そしてアスペルガー症候群や自閉症の人々が持つパワーも世界に見せつけた。

    そして同時に当時16歳だった彼女を目の敵にして、個人的に名指しで攻撃し、彼女の主張でなく外見を貶しいじめる大の大人がいることも明らかになった。
    それでも、どんなに権力や財力のある大人が騒ごうと密かに彼女を怖がろうと、彼女の目的や言動はコンスタントで未だに辞める様子もない。頼もしい。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "No one is too small to make a difference" Greta Thunberg (2019) Review | And she made a difference

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    No One Is Too Small to Make a Difference (English Edition) Kindle版
    
    
    
    
    

  • 『オードリー•タン 自由への手紙』オードリー・タン クーリエ・ジャポン, 2020年 感想 | 温故知新の精神

    『オードリー•タン 自由への手紙』オードリー・タン クーリエ・ジャポン, 2020年 感想 | 温故知新の精神

    ★★★★☆ タンの戦いには自由であり幸福であることを全ての人にという目的がある
    内側も外側もきちんと深く見つめ、温故知新の精神が知識に繋がり自由に繋がる。
    🔽 ログ 🔽
    オードリー•タン 自由への手紙
    オードリー・タン
    クーリエ・ジャポン編集チーム, 2020
    Audrey Tang, Courier Japon
    2025年5月 読了
    アマゾンで見る

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    オードリー・タン 自由への手紙 [ オードリー・タン ]
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    クーリエ・ジャポンのインタビューの書籍化。
    世界で一番、自由と平等を国をあげて目標とする国、台湾の若き天才、若きLGBTQ+政治家、という肩書きの人物。台湾ファンの私としてもこの人はとても気になる。
    
    オードリー•タンの戦いは人間の希望の基準にあるものを全ての人へという願いから生まれる、つまり、自由であり幸福であることを全ての人に。
    ITやAIはそのためのものであり、また政治家はオープンであることに徹底すべきという姿勢。
    
    自身も男に生まれ、若いうちから女として生き、今は男にも女にも縛られない、自分はどちらも経験したことによりどちらも共感できると言う。そう多様性は強みでしかない。
    これは台湾であったから称えられ活躍できる、羨ましいこと。
    天才であるからもう学校で学ぶことはない、じゃあどうするか。台湾の原住民俗を訪ねる。欧米に行くんじゃなくて、国内の台湾の深さを学ぶという行動力。
    
    でもそれも彼女は幼いときのヨーロッパの体験が影響しているというし、やっぱり内側も外側もきちんと深く見つめ、温故知新の精神であることが知識に繋がり自由に繋がる。
    
    残念ながら日本ではあり得ない。男尊女卑が今日も普通の考え方で、古い頭を守るために新しいものを受け入れない日本。
    やっぱり台湾はリードする。
    

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    オードリー・タン 自由への手紙 [ オードリー・タン ]




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